第9回 原発による避難地域

2012/07/01(Sun)・02(Mon)

私たちが毎回行く新地町から50キロ南下したところに福島第一原発があります。
TV報道で観るのと実際に行って見るのでは、いろいろと気持ちに入るものが違います。
いったいこれからどのようになるのか、いったいいつ元に戻れるのか、誰も分からずに避難生活をしています。
昨年騒いでいた夏の節電は今年ほとんど騒がれず、どんどん東北の町や津波のことが過去のことになりつつあるようです。
都会では広告のネオンが24時間光り続け、冷房が効きすぎて寒いくらいのオフィス、なぜか原発が再開してないのに電力が有り余っています。
原発をどうしてこんなにたくさん、日本中につくったのでしょうか?

第9回の参加者 猪原・那須・宮永・小松・磯貝・徳弘・丸山 受けていただいた新地町のみなさん 86名

*このボランティア活動の資金は、フットセラピー・アジアンハーブス・ネイチャーパス アートにご来店くださったお客様皆様の施術料金の一部を活用させていただいております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

お隣の町、坂元町。海沿いの町はすべて同じように焦土と化してます。

坂元町の人は、この坂元小学校の屋上で避難して百人ちかくが難を逃れたそうです。今は廃校になってます。

仮設住宅で歯医者さんも開院しています。

私たちを待ってましたとばかりに、いろいろ身体の相談を話されます。

足の親指があたって痛いので、手作りの親指キャップをつくったそうです。

みなさん、本当に気持ちよさそうに受けてくれます。私たちも誠心誠意こころを込めて全力で施術します。

集会所に最近送られてきたエレクトーン

この日の夜は新地町の山にある、鹿狼温泉でお風呂をいただきました。

少し時間があったので南相馬市に行きました。10分くらいのところに火力発電所があります。

福島第一原発が近付いてくると、未だにその日のまま放置されている車が点在しています。

パトカーがたくさん巡回していました。

これ以上先は進入禁止です。

コンビニも休業です。町には住んでいる人が1人もいません。

木だけが、立っていました。

ページトップへ